2011年9月30日金曜日

陽性症状の治療について

先に書いたように陽性症状の幻覚や妄想は、患者に大きなストレスを与える症状です。

これらの症状に対しては、薬物による治療が一般的です。

この薬物の治療は、治療にかかる時期が早ければ早いほど効果が現れやすいので、統合失調症が疑われる場合は、一時でも早く専門家に診てもらいましょう。
治療が遅れれば遅れるほど、がんの治療のように薬では効果がほとんど無いといった状態になりかねません。

また、薬物治療により もう幻覚がなくなったといって、薬物治療を中断することも危険があります。
薬で一時的に抑えているだけですので、治ったわけでは無いのです。
それなのに、治療を中断してしまったら、まだ幻覚や妄想が再発し、治療を最初からやり直す必要が出てきます。
再発を避けるためには、少量でも薬物治療を長期にわたって続けることが大事ですね。

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