まず、『遺伝』的要素が考えられます。通常統合失調症になる確率は、1%前後です。それが両親のうち一人が統合失調症である場合、発症率は10倍の 10%前後になります。さらに、両親共に統合失調症である場合は、通常の 50倍である 50%程度となります。遺伝的要素は、大きいですが100%発症するわけでは、ありませんので他の因子が絡まないように気をつけるべきですね。
次に『ストレス』です。ストレスも因子となりますが、ストレス単独では発症しません。他に遺伝などの因子が重なると発症率が高まります。ただ、一度統合失調症になりますとストレスは再発の引き金になりますので、一度かかられた方はストレスがかかり過ぎないよう注意が必要です。
他には、『分娩時の外傷』も関わります。生まれる前にウィルスなどで脳に障害を受けると統合失調症になりやすい体質となってしまうこともあります。
この他にも因子と考えられているものはあり、どれが一つに原因を絞るのは困難でしょう。発症してしまった場合には、原因追求はそこそこにして、どう治療をすれば快復に向かうかに注力したいところですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿